フレームバッファ
この記事では、フレームバッファについて説明します。
フレームバッファとは
フレームバッファとは、画面に表示させる情報( 1フレームの情報 )を格納するためのメモリ領域です。このバッファはGPUによって書き込まれます。書き込まれた情報は、一定の間隔で表示用のハードウェア( ディスプレイなど )に読み取られ、画面として表示されます。
ダブルバッファ
フレームバッファが1つだけの場合、画面を表示している( フレームバッファを読み取っている )最中にフレームバッファを書き換えると、画面の下半分に別のフレームの情報が表示される可能性があります( これによる画面のちらつきをティアリングという )。
この現象を回避するためにフレームバッファを2つ用意し、片方を「表示用( フロントバッファ )」、もう片方を「書き込み用( バックバッファ )」として扱います。そして、これらを交互に切り替えることにより、フレームバッファに別のフレームの情報を混ぜずに済みます。この手法をダブルバッファと呼びます。
一般的なレンダリングエンジンでは、この手法が用いられます。